メジャーリーグで「ロボット審判」が導入される日は遠い? 「最も早くて2026年」という理由と”弊害”とは

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 ストライクゾーンの設定に関しては、基本的に2つの選択肢がある。身長ベースのゾーンとスタンスベースのゾーンだ。身長ベースのゾーンは単純で、シーズン前に選手の身長を測定し、それに応じてストライクゾーンを設定。各選手のスタンスの違いは考慮せずに、同じ身長の選手には同じゾーンが適用されることになるというものだ。

 もしも各選手のスタンスの違いを考慮した場合、投球がホームベースを通過していくときに選手の膝と腰をカメラで読み取らせる。そして、打者に投じられた直近50球の中央値に基づいて上限と下限が設定されるため、打者はカウントや試合の状況に応じてスタンスを変えてこのシステムを回避することはできないという。

 同記事では「身長に基づくアプローチよりも、現在の人間の審判によるゾーンとは大きく異なるため、選手はより劇的な方法で調整を強いられることになる」と、懸念を示している。

 さらに「ゾーンを設定するためにカメラが選手のベルトを捉えようとしたとき、ジャージがお腹に掛かっている選手のベルトを見つけるのに苦労する」という弊害もあるという。

 これらのことから、「ロボット審判」が導入されて定着するまでクリアすべき課題が多くありそうだ。実際に導入して正確なジャッジが生まれたとしても、例えば大谷翔平と審判がやり取りした様子など、人間味あふれるようなシーンは球場から消えてなくなるかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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