佐々木朗希の抱える不安 元MLB戦士が断じたマウンド上での振る舞い「頭の中が問題。自分の球を信じていない選手は分かるんだ」
ナショナルズ戦でも要所で一発を打たれ、自信なさげな表情を浮かべた佐々木(C)Getty Images
またも目に見える結果は残せなかった。ドジャースの佐々木朗希だ。
現地時間4月5日、敵地でのナショナルズ戦に先発した佐々木は、5回(90球)を投げ、被安打5、3四球、自己ワーストの6失点で降板。デーブ・ロバーツ監督は「トータルで見れば、十分に合格点の投球だったと思う」と、不運がなければ、違った結果もあったと分析。むしろ5回を投げ切った内容を称えた。
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もっとも、課題がないわけではない。この日も要所で頼ったのは、4シームとスプリット。しかし、生命線である真っすぐは、平均球速が前回登板から1キロも低下。さらに“伝家の宝刀”であるスプリットも、捕手を務めたダルトン・ラッシングが「安定感に欠ける」と断じるほど質が悪かった。
これで開幕2登板を消化した佐々木は、計9イニングを投げ、防御率7.00、WHIP1.56、与四球率5.00、被OPS.836と数字は芳しくない。スモールサンプルとはいえ、安定感に欠けるパフォーマンスを見れば、いまだ課題を解消できずにいるのは明らかである。
勝負できる球種の少なさ、制球力、投球フォームの安定、そしてメンタル面……。佐々木が抱える課題は枚挙に暇がない。まさに壁にぶつかっている状態だ。そんな“超逸材”の現状について「私は首から上。つまり頭の中に問題があると思っている」と論じるのは、ドジャースの地元スポーツ専門局『Sports Net LA』で解説を務めるドントレル・ウィリス氏だ。
以前から「僕らが見たいのは、彼がただただコントロールしようとしてボールを置きに行く姿じゃない。自信をもって投げる姿だ」と熱弁を振るっていたレジェンドは、ナショナルズ戦後に公開となった『Sports Net LA』のハイライト番組内で「ロウキはまだ特定の状況で自信をもって投げられていないように見える」とキッパリ。実体験から技術以上に、マウンド上での振る舞いにも表れる精神面での成長を求めた。
「私には、イップスを乗り越えて、メジャーに戻った誇りに思える経験があるから言えるが、自分の球を信じていない選手は分かる。ガーディアンズ戦でのロウキは『こんな感じで勝負していいの?』という雰囲気を漂わせていたぐらいだ。それを感じ取ることは簡単なんだ。サメが血の匂いを嗅ぎ分けるぐらいにね。そうなると、試合全体に伝染するんだ」







