なかなか目に見える結果をのこせず、今春に苦しんだ佐々木(C)Getty Images
勝負のメジャー2年目の開幕前に“不安”は高まり、周囲の逆風も強まっている。早くも真価が問われているドジャースの佐々木朗希だ。
開幕前の最終テストも内容は芳しくなかった。現地時間3月23日に行われた本拠地でのエンゼルスとのオープン戦に先発した佐々木は、計2回(66球)を投げ、被安打0ながら、8四死球、5失点。序盤から制球が荒れに荒れ、“自滅”とも言える内容でマウンドから降りた。
【動画】制球力が「壊滅」とも…佐々木朗希の最新投球シーン
試行錯誤を繰り返し、フォームの微調整を試みているものの、状態は一向に上向いていない。生命線の4シームも本来の切れ味を失い、球速も回を追うごとに低下。この日は際どいコースを攻めきれず、甘く入った真っすぐを痛打され続けた。
結局、今春のオープン戦は4登板(計8回2/3)で、防御率15.58、WHIP2.77、与四球率15.58、被OPS1.043で終わった。その数字からしても状態の悪さは火を見るよりも明らかだが、ドジャース首脳陣の佐々木への信頼は揺るぎない。23日のエンゼルス戦後にデーブ・ロバーツ監督は「本当に素晴らしくはなかった」とお灸を据えつつ、「まだ学び、成長し、良くしていこうとしている段階だ」と強調。そして、こうも続けている。
「私はロウキを信じている。本当に信じているよ。ベンチでも本人にそう伝えた。だから私としては、スタッフ全員と同じように彼に力を注ぎ続け、状況が好転することを期待しているんだ。今の段階で別の選択肢(先発以外の役割、あるいはマイナー降格)を考えるような精神状態に置くのは、何の助けにもならない」
通常であれば、マイナーで調整させ、コンディションの改善や技術的な進歩を図ってもおかしくはない。それでも、すでに開幕4戦目での先発を明言しているドジャースが頑なにプランを継続しようとする理由は何なのか。