「あまり信用されてないと思った」脅威の守護神に変貌 佐々木朗希の進化に米解説がまさかの“謝罪”「正直に言って、私は完全に間違っていた」
リーグ優勝の瞬間にマウンドに立ち、チームメイトたちからも祝福された佐々木。その表情は柔らかい笑顔だった(C)Getty Images
21世紀初の快挙達成にあと4勝となった。現地時間10月17日、ドジャースは本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に5-1で快勝。怒涛の4連勝で2年連続でのワールドシリーズ進出を決めた。
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勝てば、リーグ連覇となる大一番で「1番・投手兼指名打者」で先発出場した大谷翔平による「1試合3本塁打&10奪三振」という史上初の記録が異彩を放った試合にあって、最後のマウンドに立っていたのは、佐々木朗希だった。
前日に「(連投も)いけます」とフラッシュインタビューではにかんだ23歳は、4点リードした9回から登板。先頭打者のウィリアム・コントレラスに高めに浮いたスプリットを中安打とされ、やや不安な立ち上がりを見せたが、そこから軌道修正。続くアンドルー・ボーンを2球で右直に仕留めると、サル・フリックも2球で二ゴロに打ち取る。
そして、最後はケーレブ・ダービンを97.7マイル(約157.2キロ)の4シーム、1球で右飛に打ち取って、ゲームセット。佐々木は危なげなく試合を締めくくり、クローザーとしての役割を全うした。
メジャー復帰した9月末から中継ぎに配置転換され、今ポストシーズンからは守護神に抜擢されている佐々木。その投球内容は上々で、7登板(計8イニング)を投げ、防御率1.13、WHIP0.63、被打率.115と軒並みハイアベレージを記録している。この成果は、抑えとしての適性を見抜いたデーブ・ロバーツ監督をはじめとするドジャース首脳陣の決断の賜物とも言える。






