「枠を超えた存在」「最も頼れる投手」ドジャース守護神・佐々木朗希が歩んだ復活と覚醒の道
好投を続ける佐々木への信頼度はうなぎ上りだ(C)Getty Images
今やドジャースのクローザーとして、押しも押されもせぬ存在となっている佐々木朗希。ポストシーズンでは7度、救援のマウンドに登り3セーブをマーク。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは、3・4戦目で自身初の連投もこなし、いずれも見事に試合を締め括っている。
【動画】佐々木朗希、魂の完全投球! 強打者たちをねじ伏せた空振りシーン
右肩のインピンジメント症候群での長期離脱からメジャー復帰を果たした佐々木が、レギュラーシーズン最終盤より救援の役割を担い、現在では守護神としてチームの2年連続でのワールドシリーズ進出に貢献。先発として結果を残せずにいたシーズン序盤とは見違える姿で、頼もしさは増すばかりだ
その佐々木が、秋以降の試合でリリーフに回る決断に至ったドジャース首脳陣とのエピソードを、メジャー公式サイト『MLB.com』が紹介している。佐々木がマイナーで調整を続けていた9月、アンドリュー・フリードマン球団編成部長がポストシーズンの戦いを見据え、佐々木に救援の役割を提案、以下の様に話したという。
「やりたくないなら理解する。リスクもある。でも、やりたいのなら優勝を助けてくれる道があると僕らは思っている」
そして、その翌日には佐々木がフリードマン氏に受諾した旨を伝えたと、同メディアは回想する。またリリーフ起用決定に至るまでを振り返り、「少し前までは、ポストシーズンの戦力構想にササキが含まれない可能性すらあった。リハビリ登板のために3Aへ送った段階でも、フリードマン自身はこの案に確信を持てていなかった。超えなければならない壁が多く、何が起きてもおかしくなかったからだ」などと綴っている。






