100マイル連発の佐々木朗希に求められる“次の進化” 米解説が論じた怪物の課題「見たいのはボールを置きに行く姿じゃない」
現役時代の2005年にシーズン22勝を挙げた功績を持つウィリス氏は、投手としての酸いも甘いも知る。だからこそ、マイナーでの“修業期間”でようやく本領を発揮した佐々木のメジャー復帰に太鼓判を押す。
「メカニクス的にも問題はないように見える。ここからボールの変化や使い方に深みを出せるなら、ブルペンから出して少しずつ慣らしていって、大事な場面で使うことも可能になる。とにかく球団の決断を下す人間が見たいのは、彼がただただコントロールしようとしてボールを置きに行く姿じゃない。自信をもって投げる姿だ。
だから、先発でも、中継ぎでも、『今はとにかく全力投球を見せろ』っていう場面で使うことが理にかなっていると思う。今までは『ゾーンに投げたら打たれる』って感じで勝負が出来ていなかったからね。俺としてはもっと貪欲に、打者に先手を取れるようになってほしいね」
登板後に「チャンスを得るためには努力も必要になる。すぐにチャンスが与えられるとは思ってない」と語った本人に、慢心は見られない。ここからウィリス氏の求める姿を見せつけ、メジャー復帰の切符を掴めるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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