“望外”の守護神誕生に熱狂! 佐々木朗希が見せた魂の36球に米記者も感嘆「かつての自分の姿を取り戻したかのようだった」
フィリーズ打線を完全にねじ伏せた佐々木(C)Getty Images
爽快な投げっぷりは、傾きかけたゲームの流れを大きく手繰り寄せた。
現地時間10月9日、本拠地でフィリーズとの地区シリーズ第4戦で、ドジャースは2-1でサヨナラ勝ち。見事に2シーズン連続でのリーグ優勝決定シリーズへと駒を進めた。
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難敵との手に汗握る投手戦。その中で異彩を放ったのは、8回からリリーフした佐々木朗希(ドジャース)だった。
タイスコア(1-1)の緊迫の攻防が続き、1点を失えば、ゲームの流れがガラッと変わる重要な局面でマウンドに立った背番号11は冷静だった。先頭打者となった今季のナ・リーグ本塁打王であるカイル・シュワバーを98.9マイル(約159.1キロ)の速球で右飛に仕留めると、そこから平均球速99.4マイル(約160.1キロ)の4シームとガクッと落ちるスプリットだけで、フィリーズ打線を圧倒。3回(36球)を投げ、無安打、無失点、無死四球、2奪三振の“パーフェクトピッチ”を見せた。
ドジャース瓦解の糸口を模索するフィリーズ打線に付け入る隙を与えなかった佐々木。デーブ・ロバーツ監督が「今、ロウキが最大の舞台で成し遂げたことは、まだ彼の表面をなぞっているにすぎない」と絶賛した“怪物”の快投には、現地メディアも首ったけだ。ロサンゼルスの地元紙『Orange County Register』は「日本人ルーキーは、助けが必要な時に、ロサンゼルスを助けた」と絶賛。さらに次のように評した。






