「全力でどんどん飛ばせる彼がいた」佐々木朗希はなぜポストシーズンで"変身"を遂げたのか 球界OBの考察「スーパークローザーの可能性もある」
佐々木はポストシーズンに入って、力強い姿を示している(C)Getty Images
ドジャース・佐々木朗希の評価が爆上がりしている。
ドジャースは現地10月6日に敵地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第2戦に4-3と勝利。リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
【”ドジャース新クローザー”佐々木朗希】『今の姿は完全試合を達成した時に近い』MLBの壁を乗り越えるのには守護神起用が効果的!?大谷翔平の投球フォームにも変化が!!【MLB2025・ポストシーズン】
先発のブレーク・スネルが6回1安打無失点9奪三振と好投。打線も7回二死満塁から途中出場となったウィル・スミスの2点タイムリー、大谷翔平にもタイムリーが飛び出し、9回を4-1と3点差で迎えた。
しかし9回から任されたブレーク・トライネンが乱調。3連打で2点を失い、1点差に迫られるとブルペンに一気に緊張感が増す。
トライネンは一死も奪えず降板すると無死二塁からアレックス・ベシアにスイッチ。その後、二死一、三塁、一打サヨナラの場面で投入されたのが佐々木朗希だった。
ナ・リーグ首位打者のトレイ・ターナーに対し、初球はスプリットから入り、2球目は全力で腕を振って99.3マイル(約160キロ)の力強い内角直球で二ゴロに仕留め、ゲームセット。緊迫の場面を2球でしっかり火消しと大役を務め、佐々木の顔にもホッとした表情が浮かんだ。
地区シリーズ初戦に続き、2試合連続でセーブを記録。160キロ超えの力強い直球、落差のあるスプリットで打者をねじ伏せる背番号11に関してはドジャースの同僚からも信頼の言葉を寄せられている。
今季からチームに加入、剛腕の実力が注目されたが、5月中旬に右肩痛のためIL入り。その後、レギュラーシーズンでは力を発揮できなかったが、ポストシーズンにおいて与えられた役割で潜在能力の高さを改めて示している。
佐々木朗希のポストシーズンの活躍に関しては日本球界からも考察の声が上がっている。
現役時代は日本ハムのエースとして活躍、引退後は野球解説者としても活動している岩本勉氏が10月7日に自身のYouTubeチャンネルに【"ドジャース新クローザー"佐々木朗希】『今の姿は完全試合を達成した時に近い』MLBの壁を乗り越えるのには守護神起用が効果的!?大谷翔平の投球フォームにも変化が!!【MLB2025・ポストシーズン】と題した動画を更新。佐々木の変化について、独自の考察を加えている。






