「仕事量の増加が目的じゃない」ド軍が佐々木朗希に求める“水準”とは? 懸念される日本で異彩を放った「生命線」の喪失

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 しかし、20日のタコマ戦での4シームの平均球速は96マイル(約154.5キロ)。最速も97.8マイル(約157.4キロ)と、一つのバロメーターとなる100マイル(約160.9キロ)には及ばなかった。

 無論、怪我を再発するリスクを考慮し、本人が意図的に抑えながら投げている可能性もある。だが、現地時間8月21日にデーブ・ロバーツ監督が「もっと(球速は)上がっていく必要があると思う」と注目をつけたように、球速低下が佐々木の課題となっているのは間違いない。

 レギュラーシーズンも佳境を迎え、主に投手陣に多くの怪我人を抱えてきたチームは猫の手も借りたい状況ではある。それでも、佐々木に関して首脳陣が復帰を急かしているいるようには見えない。

 あくまで「打者を圧倒するボールを取り戻させる」。これをドジャースは佐々木のメジャー復帰に向けた一つのバロメーターとして捉えているのかもしれない。実際、MLB公式サイトのドジャース番を務めるソーニャ・チェン記者は「ササキのリハビリ期間は、ドジャースにとって、仕事量を増加させることだけが目的ではない。とにかく彼がメジャーリーグの打者に対して確信を持って挑ませるために、マウンドで自信を築くことも求めている」と指摘。コンディション面に加え、投球スキルの進化を促そうとする球団の狙いを伝えている。

 NPB以上に激しい競争が続くメジャーリーグ。その中で佐々木は首脳陣が求める“水準”をいかに満たし、復活を遂げるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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