ロッテの佐々木朗希の初タイトルは絶望的 疲労蓄積で登録抹消 奪三振もオリックス・山本に23差
1軍デビューは昨季だが、先発として開幕時期からシーズンを通して稼働するのは今季が初めて。4月にはプロ野球史上16人目の完全試合を達成し、初の投手タイトル獲得は間違いないと予想されていたが、たまった疲労や肘や肩への負荷をいかにリカバリーするかは、経験しないことには本人にも分からないもの。チームとしても若手の「通過儀礼」として受け入れざるを得なかったもようだ。
最も可能性のあった奪三振争いについても、15日時点でトップを守る山本由伸(オリックス)とは23差となり、逆転タイトルは絶望的となった。最優秀防御率も規定投球回到達が前提で、最高勝率もシーズン13勝以上が対象。新人王も昨季に11試合に先発して計63イニング1/3を投げており、資格を既に喪失している。
今季は19試合に先発登板し、9勝4敗、防御率2・04。自身初の2桁勝利も懸けてシーズン最終盤のマウンドに上がることを目指す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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