公示次第でド軍入りは“確実” 佐々木朗希のMLB移籍先も左右する「タイミング」と、ロッテの譲渡金最大化の条件は?
現時点でボーナスプールを30球団で最も多く残しているのはドジャースで、250万ドル(約3億8550万円)を保持している。ここで最高額を提示した球団が契約できるポスティングを即実行した場合には、大谷翔平らを要するスター軍団の仲間入りを果たすのは「確実」とも言っていい情勢ではある。ちなみに250万ドルで契約が決まった場合、ロッテに支払われるポスティングフィーは9539万円と少額に収まる。
ただ、このボーナスプールは国際契約期限の12月15日(現地時間)にリセット。その場合には各球団一律で700万ドル(約10億5000万円)となる。そして次の国際契約期限である1月15日以降に公示がずれ込んだ場合にはドジャース以外の球団にも交渉の余地が出てくるというワケだ。
1月15日以降の公示とした場合にはロッテに支払われるポスティングフィーも2億6000万円と最大化ができる。ゆえに今回の発表に際して「正式にポスティングを許可していただいた球団には感謝しかありません」とコメントした佐々木側がどう考えているかは興味深いところである。
公示後にMLB各球団との交渉期間45日で決断を下すポスティングは「タイミングが命」と言われる。その中で佐々木がどう動くかは、フアン・ソトなどスターが多い今オフの米球界におけるFA市場の動静とともに注目したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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