佐々木朗希のMLB移籍が「混乱の原因」!? 米記者が“25歳ルール”を疑問視「NPBで400イニング近く投げた投手が16歳と同じ扱い」
以前からメジャー志向が高かった佐々木本人について「彼に全く非はなく、関係はない」とするミンツ氏。だが、NPBで5年のキャリアを築いた佐々木が10代のアマチュア選手と同様の扱いを受ける現状が「混乱の原因になり得る」と断じた。
「ササキの獲得に本腰を入れていない球団は、才能あるアマチュア選手が市場であぶれる可能性を知り、口約束の契約を再び結ぼうとするかもしれない。となれば、アマチュアの移籍市場は必死な椅子取りゲームのような状況にもなり得る。すべての問題は、世界2番目にレベルの高いリーグ(NPB)で通算400イニング近く投げた投手であるササキが、おかしいことにまだ給料を貰ってもいない16歳の子どもと同じカテゴリーで取引されることだ」
佐々木という“大物”の市場参入が及ぼす影響を語るミンツ氏は、25歳ルールについて「脆弱で、問題点が多い」と指摘。そして米球界の関係者のリアルな声を紹介している。
「もうルールは壊れていて、2025年にスターになれるかどうか判断する必要がある選手に時間をかけるよりは、ササキと契約した方がずっといい」
ミンツ氏の言う通り、佐々木に非はない。あくまで彼は現行ルールに則って動いているにすぎない。しかし、小さくない衝撃を呼んだ彼の決断は、日本人選手にも影響してきたルールにメスが入り、変化をしていくキッカケとなるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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