佐々木朗希は今年も“越年交渉”…ポスティングでのMLB移籍を目指す日本人3投手の現状を再チェック

タグ: , , , , 2024/12/27

青柳(左)、佐々木(中央)、小笠原(右)。この3投手の契約動向は小さくない注目を集めている。(C)Getty Images、(C)産経新聞社

 今オフのメジャーリーグの移籍市場でも大型移籍が次々に成立。メッツと最大8億ドル(約1216億円)になる15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)の史上最高額の契約を締結したフアン・ソトをはじめ、大物の動きが活発化している。

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 そうした中で、日本球界から海を渡ろうというサムライたちの動向にも米球界から熱視線が注がれている。今オフは、すでに巨人から海外FAでの移籍を決めた菅野智之がオリオールズと1年1300万ドル(約20億円)でサイン。小さくない話題を生んだ。

 一方で越年での契約が濃厚となっている選手たちもいる。去る12月15日までにポスティングシステムの申請手続きを実行した青柳晃洋(阪神)、佐々木朗希(ロッテ)、小笠原慎之介(中日)の3投手だ。3人はそれぞれ日本時間で、青柳が来年1月18日午前7時、佐々木が同月24日午前7時、小笠原が同25日午前7時に交渉期限を迎える。この日までに買い手がつかなければ、今オフのメジャー移籍は断念となる。

 米球界への挑戦か、はたまた日本球界残留か。この3投手は依然としてコービン・バーンズら実力派投手も残るメジャーリーグの移籍市場の情勢を睨みながら交渉を進めていくことになる。

 目下、3投手の中で別格の関心を集めるのは佐々木だ。MLBが設ける労使協定である「25歳ルール」によって、交渉が契約金を含めた上限が年間500万ドル(約7億2500万円)以下に制限される23歳は、文字通り怪物級のポテンシャルを保持しており、獲得に本腰を入れる球団は「30球団未満20球団以上」とされている。

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