佐々木朗希は今年も“越年交渉”…ポスティングでのMLB移籍を目指す日本人3投手の現状を再チェック
すでにドジャース、パドレス、カブス、ヤンキース、メッツといったビッグマーケット球団を中心に面談が進行中と報じられ、「Sasaki」の名は米球界の移籍市場で一種のトレンド化。もはや焦点は「メジャー契約を掴めるか」ではなく「どこと契約するか」にあると言っていい。昨オフもロッテと越年で契約更改を行った佐々木だが、今オフは心に幾分のゆとりを持って過ごせそうだ。
一方で小笠原と青柳はメジャー契約そのものの行方が注目される。
前者はカブスやエンゼルスなど先発投手の駒不足に悩む球団を中心に米メディアで動向に関するニュースとなっているものの、明確な情報は目立っていない。それこそ去就決定は、バーンズやジャック・フラハティなど今オフのFA市場に残る大物投手の動静次第で大きく様変わりする可能性もある。
後者に対する声は実にシビアだ。NPB9年の通算成績は154先発、61勝(47敗)、防御率3.08、WHIP1.24とまずまずの数字を残している30歳の青柳だが、「NPBでの数字を見る限り、マイナー契約にとどまる可能性がある」(米移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』)という指摘もある。
投手市場が活発化した今オフのメジャーリーグは、FA選手の交渉が優先的に進められている傾向が強い。ゆえに本人が「どうなるかはわかりませんが、MLBに挑戦できる事を望みながらしっかりと良い話ができるようにしていきたい」と言うように、期限ギリギリでのマイナー契約も覚悟の上で交渉を進める必要は少なからずあるだろう。
米球界も年末年始に入り、つかの間の休息期間に入った感がある。その中で越年での契約が決定的となっている3人のサムライの動静に注目し続けたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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