2025年最高の年男として輝くのは?菅野、中田ら一年一年勝負の89年組と、佐々木、宮城ら進境著しい01年組が年男

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 この世代は投手に逸材が多い。特に23年のドラフト会議では東都大学リーグの投手7人がドラフト1位で指名され、注目を集めた。パ・リーグ新人王となった西武・武内夏暉は輝いたが、それ以外は故障などもあり思うようなルーキーイヤーは過ごせなかった。広島・常広羽也斗、巨人・西舘勇陽は2年目のブレーク候補。手術を余儀なくされ出遅れるが、ヤクルト・西舘昂汰、中日・草加勝は一日も早い復帰が待たれる。東都組ではないが、楽天の古謝樹もさらなる飛躍が期待される大卒2年目となる。高卒組では阪神・西純矢、及川雅貴も一皮むけたい。巨人・井上温大は24年に8勝と飛躍への足がかりをつかんだ。

 野手は伸びしろを高く評価された素材型がそろう。ヤクルト・長岡秀樹を筆頭に、中日の石川昂弥と岡林勇希、ロッテ・上田希由翔、楽天・黒川史陽らは勝負の年と言えそうだ。

 一回り上の1989年生まれは、36歳シーズンとなる。2001年組と異なり、1年1年が生き残りをかけた戦いとなる。世代の顔的存在の菅野智之は、海外フリーエージェント権を行使してオリオールズ移籍を決めた。佐々木同様、海の向こうで年男としてルーキーイヤーに挑む。

 打者の大将格、中日・中田翔は新天地で故障もあり62試合の出場にとどまった。打率.217、4本塁打、21打点と結果を残せなかった。同じ轍は踏めない。

 リーグ優勝した巨人で存在感が光ったのが丸佳浩。主に1番に座り138試合で打率.278、14本塁打、45打点の数字を残した。ロッテ・益田直也も守護神としてまだまだ健在だった。44試合で1勝4敗、25セーブ6ホールドで防御率2.59。名球会入りの通算250セーブにあと7と迫っている。

 楽天の阿部寿樹と鈴木大地、岡島豪郎もベテランの味を示す。広島・田中広輔、ソフトバンク・中村晃、ロッテ・唐川侑己、巨人・小林誠司、DeNA・伊藤光は巻き返しが求められるところ。中日・岩嵜翔も復活を諦めてはいない。

 この世代は24年限りで多くの選手がユニホームを脱いだ。西武・岡田雅利、中日・田島慎二、広島・野村祐輔、ロッテ・井上晴哉、ヤクルト・嘉弥真新也、オリックス・小田裕也ら。生き残りへ、待ったなしだ。

 境遇も期待値も異なる2つの世代が年男として臨む2025年。最高の年男として輝くのは誰か。全員がその座を狙っていることだけは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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