ドジャースは「野球を台無しにする悪役」なのか 他球団幹部が語った批判が止まぬ銀河系軍団の「正当性」
米全国紙『USA Today』の取材に応じたカブスのジェド・ホイヤー球団編成本部長は、「ナショナルリーグには、財政的な観点から言って、他のチームにはできないことができるチームが2つある」と指摘。その上で「誰もが彼らの展開する契約総額や後払いなどに注目しているが、彼らはただ全力で動いている素晴らしい組織だ」と脱帽している。
「彼らはドラフトで好成績を収め、国際的な市場においても成果を出している。賢いトレードを行い、利益の限界を見出すのも上手い。また、FA市場の大物と契約することもできる。そうした中で彼らが費やす資金だけを見るのは、非常に高いレベルで動いている組織に悪影響を与えることだ」
いまや米球史に残るタレント軍団となった。その補強によって一部ファンのドジャース批判は続くだろう。しかし、競争を強いられる他球団の幹部たちは、そう僻んでばかりもいられない。彼らはすでに「打倒・ドジャース」に向け、前を向いていると言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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