引退から1年…巨人のコーチを辞退してまで相川亮二が選んだセカンドキャリアとは?

タグ: , , , 2018/10/4

リーズナブルで健康に意識を向けてもらえるパーソナルジムを

——パーソナルトレーニングジムは昨今ブームですが、相川さんのジムはどういう特徴がありますか?
相川:本当にトレーニングをやっている方というのは、自分で考えたり、やり方をわかっているんですよ。なので、僕のジムの考えでは、まずトレーニングをするという環境にしてあげたいと思っています。初めての人に、まずトレーニングについての理解をしてもらいたい。何のためにトレーニングをするかというと、生活していくなかで健康であること、元気でいることが大事になってくる。街にある大型スポーツジムにいきなり行っても、何をやっていいかわからないと思うので、健康を保つための知識として、入口の部分で協力できたらいいなと思っています。なので、トレーニングを初めてする人、大歓迎です。

——23年間プロ野球選手としてトップのレベルでやってきたなかで、一般の方に教えるとなった時に、意識の差は難しいですか?
相川:そうですね、そこが一番難しいところだと思います。アメリカとかに比べると日本はトレーニングをしている人口が極端に少ないんですよ。ただ、自分のなかのトレーニングの考え方が、健康で、しっかりと食事や運動を心掛けて欲しいというのがあるので、そこの入口を開いてあげたい。パーソナルトレーニングって実際料金が高いじゃないですか。でも、そこをなんとかリーズナブルにやりたいし、最終的には何か手があって、パーソナルトレーニングをタダで受けられるっていうくらい、日本もトレーニングの文化になって欲しいですね。もちろん、必ずしもトレーニングをしたから健康になるってわけじゃないですけど、単純にトレーニングへの意識やスポーツへの関心を持って欲しいなと考えています。

——相川さんもジムでお客さんの対応をされることもあるんですか?
相川:ありますよ。やっぱり、体験してもらって、興味を持ってもらって、体が変わってきたことを実感したり、ご飯がより美味しくなったとか言ってもらえると、嬉しいですよね。やらないことには全ては始まらないから、まずは体験してもらって、体を動かしてもらって、どう思うか、感じて欲しいですね。

——飲食店とトレーニングジム、新しいことを始めてみてどうですか?
相川:野球もそうなんですけど、ファンの方に喜んでもらって、良かったと思って帰ってもらうためにどうすればいいのか。どうやったら喜んでもらって、経営もちゃんとできるのかという点を一致させないといけない。野球の時はチームが勝つことや自分が活躍することでしたが、飲食の場合はどうするべきなのか。僕がお店に立つことで喜んでもらえるなら全然立ちますし、実際お店には可能な限り出るようにしています。ただやればいいというものでなく、何でも考えることを続けなければ上手くいかない。また来たいと思ってもらえるように考え続けることが大事なので、色んなことが本当に勉強になっていますね。

——メンタルトレーナーの勉強や資格も役に立っていそうですね
相川:今は代表としてやっているので、自分の考え方を働いている人に理解してもらわないといけないし、そういう面では自分の立ち振る舞いや言葉が重要になります。メンタルアドバイザーの経験や知識はスポーツだけでなく、ビジネスでも活用できると思っています。それぞれ何が得意なのか見抜いて、能力を最大限生かして才能を伸ばす。僕自身も、例えば飲食なら、お客さんと話すのが得意な人とか、料理が得意な人とか、皿洗いが得意な人がいてもいい。それぞれの個性を見抜いて生かしてあげたいと思っています。野球やメンタルトレーナーの勉強など、今までの経験を今に生かして、今の経験をこれからに生かしていけるようにしたいですね。人を喜ばすということに変わりはないので。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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