井上尚弥戦中止から電撃的な階級上げ！ 無敗男グッドマン、WBA世界フェザー級王者ボールとのサウジ決戦「衝撃的なチャンスだ」
井上戦を見据えた大一番を迎えるグッドマン（右）とボール（左）。(C)Getty Images
灼熱の中東でのビッグマッチが決定的となった。現地時間6月7日、米老舗専門誌『Ring Magazine』は、今年8月16日にサウジアラビア・リヤドで行われる興行のセミファイナルカードとして、WBAフェザー級王者ニック・ボール（英国）と、IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン（豪州）のタイトルマッチが実施されると報じた。
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サウジアラビア国営の国際娯楽イベント『Riyadh Season』が行う興行を盛り上げるには話題性も十分のカードと言える。正式決定となれば、ボールにとっては、今年3月に地元リバプールで、同級6位だったTJ・ドヘニー（アイルランド）に10回TKO勝ちを収めて以来の防衛戦。グッドマンにとっては1階級上げての大いなる挑戦となる。
また、この試合は現スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥（大橋）との将来的な対戦の可能性を含んだ重要な一戦とも言える。とりわけ無敗の挑戦者であるグッドマンは、昨年12月24日に東京・有明アリーナで挑戦する予定だったが、2度の負傷により、試合を1カ月延期した上に最終的にキャンセル。その後も「イノウエと戦いたい。ただチャンスが欲しいんだ。俺は彼が『避けている』なんて俺は言わない。あの時に自分に起きたことは分かっている」と“世界最強”と言われる日本人ファイターとの対戦を切望していた。
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