以前なら「出場困難」だった村上宗隆と岡本和真の選出に成功した背景とは? “障壁”を取っ払ったサムライの生んだ「価値」
井端監督が「凄くありがたい」と語った吉田の決意
そして、指揮官は続けざまに、ある日本人スラッガーに「感謝」を語った。
「その(メジャー1年目での出場)流れを作ってくれたのは、前回出てくれた吉田選手だと思っている。凄くありがたい」
井端監督が名を挙げた吉田とは、レッドソックスに所属する吉田正尚だ。
前回23年大会時に吉田は村上たちと同じ立場にいた。オフにオリックスからのポスティングで、レッドソックスと5年総額9000万ドル(約110億円)の契約を締結。やはりルーキーとして米球界に馴染むための重要な春であったために、当時の栗山英樹監督も「絶対にWBCやめてボストンでやれ」と断りを入れようとしていた。
しかし、吉田は日本代表でのプレーに意欲満々だった。栗山監督に対して「僕の夢」とWBC出場を志願。本大会でも打率.409、2本塁打、13打点、OPS1.258と出色のパフォーマンスを披露し、侍ジャパンの戴冠劇に大きく貢献。ボストンに戻ってからのレギュラーシーズンも140試合に出場し、打率.289、15本塁打、72打点、OPS.783と稼働した。
先達の生んだ結果が、後輩たちへと受け継がれていく――。井端ジャパンにおける村上と岡本の選出に、紡がれる歴史を見た。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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