プレミア12MVPの台湾主将にNPB球団が関心 “大谷&藤浪世代”での指名漏れから追い続ける夢「日本でも優遇される」
もっとも、今オフの移籍は非現実的と見られている。すでに台湾球界の海外FA申請期間は過ぎているためだ。ゆえに日米両球界に移籍するにしても来オフというのが既定路線なのである。
陳傑憲は共生高時代の2012年にプロ志望届を提出したものの、無念の指名漏れを経験。大谷翔平や藤浪晋太郎ら“逸材”が揃った世代の中でNPBの扉を叩くことは叶わなかった。
仮に日本球界への挑戦が決まれば、本人にとってエポックメーキングな契約になるのは必至だ。
今回の移籍騒動を伝えた台湾のスポーツ専門サイト『Sportz』は「今の成熟度なら日本で外国人としてプレーすることになっても優遇される可能性は十分にある」と強調。「今でも日本語を扱える陳傑憲の礼儀正しい態度は、日本のファンからも評価される選手になるはずだ」と説いている。
果たして、高校時代から思い入れのあったNPB入りは実現するのか。夢を追いかけてきた陳傑憲にとってこの1年は真価が問われるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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