事実上の今季最終登板で自己最速タイ158キロ 語り継ぎたい「髙橋宏斗の2024」
■「みんなの宏斗」「日本の宏斗」に
プレミア12では韓国戦と今回の米国戦で登板。2試合で8イニング自責点2、16奪三振を記録した。大会中にはMLB関係者から注目されるなど、いよいよ存在はワールドワイドに広がってきた。まだ22歳。今秋のドラフトで大卒の同級生が入ってくる歳だ。どこまで成長するか末恐ろしいが、2024年は今後伝説を作っていく上で重要なシーズンになったことは間違いない。
「うちの」ではなく「みんなの宏斗」「日本の宏斗」と呼ばれる日はそう遠くないし、なんなら米国戦の投球はそう呼ばれても差し支えないほどだった。力投を見せた試合後も「明日からも準備しますし、投げろと言われればマウンドに上がるつもりです」と井端監督も驚く意識の高さを示した。記録にも記憶にも残る活躍を見せた若きエースが来季も頼もしい背中を見せてもらいたい。
[文:尾張はじめ]
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