大谷翔平の電撃投手復帰も大型補強は止めず!? 米記者が22年CY賞投手のトレードの可能性を指摘「大いに誘惑されている」
メジャー屈指の好投手であるアルカンタラ。(C)Getty Images
苦境の続く投手事情を改善すべく、ドジャースは水面下でビッグトレードの可能性を模索し続けている。現地時間6月15日、米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、マーリンズのサンディ・アルカンタラが「トレード市場での人気銘柄になるだろう」と指摘。その上で獲得候補球団にドジャースを挙げた。
昨オフにブレイク・スネルや佐々木朗希を加え、とりわけ先発投手の戦力底上げに成功したドジャース。しかし、開幕からタイラー・グラスノーやスネル、佐々木らが相次いで故障離脱。戦力として目途が立たなくなり、「無敵」と予想された先発ローテーションの再編成を余儀なくされていた。
依然として、山本由伸、クレイトン・カーショウ、ダスティン・メイの3投手を軸にせざるを得ないドジャースの先発ローテ。まさしく火の車状態となっている現状を改善すべく、チームは新たなエース格のテコ入れを狙っているという。
白羽の矢が立ったアルカンタラは球界屈指の怪腕だ。2022年にサイ・ヤング賞を受賞した29歳は、MLB通算44勝をマーク。トミー・ジョン手術からの完全復帰を果たした今季は13先発で3勝(7敗)。防御率も7.14と精彩を欠いているものの、直近2試合の防御率は1.50と改善傾向にあり、4シームの平均球速も97.4マイル(約156.7キロ)と怪我の兆候は見られない。
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