Bリーグ名門2チーム 明暗が大きく分かれた開幕2カード
2Q 三河 24–28 A東京 (三河 10–18 A東京)
気迫溢れるディフェンスも得点が伸びず、逆転を許す
スタートは、#4狩俣、#16松井、#24加藤、#32桜木、#33ジェレット。
序盤は両者ともにシュートが決まらず重いゲームとなるが、ホームの大青援に応えたい三河は、#4狩俣、#24加藤がディフェンスから流れを引き寄せ、#16松井がショットクロックギリギリで3Pシュートを沈めて観客を沸かせる。
ターンオーバーからA東京#3安藤に走られ17-17と同点にされるも、すぐさま#33ジェレットがガッツポーズも飛び出る会心の3Pシュートを射抜いて再逆転に成功。しかし残り3分からA東京#51ビエリツァ9得点を奪われ、三河 24–28 A東京で試合を折り返した。
3Q 三河 35–52 A東京 (三河 11–24 A東京)
オフェンスにリズムが生まれず、17点のリードを許す
スタートは、#14金丸、#24加藤、#32桜木、#33ジェレット、#46生原。
前半無得点に封じたA東京#53カークに当たりがきて、連続3Pシュートなどでリードを広げられると、鈴木HCが「我慢の時間帯に早撃ちして相手にボールを与えてしまった」と悔やんだように、オフェンスで焦りが出て逆にA東京にファストブレイクを与えて突き放される。#33ジェレットがこの10分で9点を挙げて食らいつくが、17点のビハインドで最終Qを迎えた。
4Q 三河 55–65 A東京 (三河 20–13 A東京)
森川の連続得点で意地。戦うべき姿が明確になった4連敗
スタートは、#0サザランド、#8村上、#12西川、#16松井、#32桜木。
#0サザランドが7連続得点で反撃するも、A東京は#10バランスキー、#6馬場の得点で主導権を渡さない。20点を追うオフィシャルタイムアウト明け、今季初出場の#9森川が得意のドライブでインサイドを切り裂き、ファウルを誘ってフリースローを確実に決めると、その後も果敢なアタックから#33ジェレットの3Pシュートをアシスト。6分半の出場で計10得点をマークして意地を見せる。残り1分時点で9点差まで追い上げるも、最終スコア三河 55–65 A東京で連敗を喫した。
鈴木HCは「この4連戦でチームの戦うべき姿が明確に分かった。ゲームの中で失敗と成功を繰り返しながら改善していきたい」と次戦に向けて気持ちを切り替えた。
●三河 55 ‐ 65 A東京〇
(通算成績 0勝4敗)
入場者:3,002人
鈴木貴美一 ヘッドコーチ 会見コメント
今日は非常にディフェンスがうまくいって、ディフェンスゲームだったんですが、自分たちのミスから16点を与えてしまいました。それから、オフェンスで焦ってシュートを打って相手に奪われてしまいました。今日も昨日と同じ自滅のゲームだと思います。
ディフェンスからイニシアチブを取るということはでき始めているんですが、オフェンスのケミストリーといいますか、緩急を付けたりスローダウンしなければいけないところなどは正直言ってまだ出来ていない状態です。そこを改善しなければいけないと感じました。
ディフェンスに関しては去年よりも良くなっているとは思うんですが、シュートを打つタイミングがチーム全体として、チームとしてやらなければいけない緩急の付け方ができていないので、徹底してやっていきたいと思います。
4連敗して、苦しい状況ですが、改善すればしっかり勝てるチームができると思うので、まずは練習からやっていきます。今週は次また水曜土曜日曜にゲームがあってしっかり練習する時間はあまりないんですが、できる範囲でアジャストしたいと思います。
アルバルク東京 ルカ・パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチ 会見コメント
本当に我々のチームは、昨日もそうですが、後半よく踏ん張ってプレーしてくれました。2連勝することは本当に厳しいことで、昨日今日勝ったことは良かったと思います。
両チーム共に前半はちょっと苦戦というか、なかなかリズムにのれない場面がありました。3連敗中の三河さんは、何が何でも今日は勝つという気持ちだったと思います。もちろん、我々も簡単に勝たせたくなかったので、なんとか必死に勝ちを取りにいったゲームでした。前半、両チーム共にシュートもなかなか決まらず、もちろん勝とうという気持ちが両チームある中で、ちょっと重かったかなと感じています。
ターニングポイントは後半3Qで我々のディフェンスが機能したところかなと思います。点数が広がったのは、我々のディフェンスが機能して、#53カーク選手を中心にインサイドを攻めて得点を重ねたところです。
20点差開いたんですが、4Q残り5分少しある中でちょっと勝ち急いだかなと感じました。ここが我々のチームの反省点です。
ただ、昨日今日とアウェーで厳しい試合よく戦って2連勝できたと思います。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。