阿部巨人 し烈な捕手争い 1年ぶりのスガコババッテリー再現で「ベテラン捕手」に高まる期待
小林の課題は何といっても打撃。一時は打率1割以下に落ち込む時期もあった。強肩、安定したリードで知られるとあって”打てさえすれば”と近年言われ続けてきたが、前日の9回の適時打の場面でも粘って、外野に運ぶなど、明るい兆しが見えてきている。
何より本業のリード面ではこの日の菅野も4回無安打ピッチングに導き、9回から投げた中川皓太の無安打ピッチングもアシスト。17日の日本ハムとのオープン戦でも先発の赤星優志を5回1失点、続く左腕、横川凱も1イニング無失点と好リードを見せていた。
菅野の復活が求められる今シーズン、また外国人、若手が多く起用されそうな今季の投手陣布陣の中では、リードに定評のある小林の力は求められるという見方もある。19日の試合で小林が適時打を放ったシーンでは阿部監督も思わず笑顔を見せていた。誰もが応援したくなる選手でもある。
V奪回を目指す大事な2024シーズン、巻き返しを期すベテラン捕手が力を発揮できるか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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