鈴木誠也、トレード放出報道で獲得待望論が噴出 再評価される年27億円の“高コスパ”「ベリンジャーの方がはるかに痛手は少ない」
実際、トレードの可能性が報じられるやいなや、鈴木の名前は米メディアでしきりに論じられるようになった。オリオールズの専門サイト『Birds Watcher』は「セイヤ・スズキの獲得は真剣に検討すべき」と進言。「もしも、トレード拒否権を持つスズキが移籍に前向きであるなら交渉すべきだ。今後2年間、1シーズンあたり1800万ドル(約27億円)の支払いが必要になるが、彼の打撃面での成果を考えると、これは素晴らしい価格だ」とコストパフォーマンスの高さを論じた。
一方でカブス側からは「引き留めに全力を傾けるべき」という意見も飛ぶ。米老舗誌『Sports Illustrated』は「スズキがトレードされるのは、ファンにとっては間違いなく推せない動きだろう。なぜなら、彼はシカゴで最も生産的で一貫性のある攻撃的な選手であるからだ」と、やはり打力を強調。「たとえチームが彼の給与を負担しなければならない可能性は高いとしても、ベリンジャーを手放す方がはるかに痛手は少ないだろう」とも見解を綴っている。
突如として浮かび上がった鈴木のトレード放出の可能性。最終的な決定権を持つ本人がどのような決断を下すかは大いに興味深いところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】カブスが今冬に鈴木誠也をトレード放出か 米紙が関係者の明かした“極秘計画”を報道「2年55億円を他の場所に再分配する」
【関連記事】今季MLBの「表彰されていない」ベストナインに鈴木誠也が選出!公式も活躍を称賛「2022年に移籍して以来の最高記録」
【関連記事】「狂ってる」衝撃の15年7億5000万ドルに反発 FA目玉ソトの“大谷超え”予測に元ヤ軍戦士が異論「そんな大金払うわけない!」