米監督が訴える鈴木誠也の「素晴らしさ」 MLB3年目の衝撃的な44HR&142打点ペースが示す日本人離れした“異次元パワー”

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メジャーでも力負けしない打力を身に着けた鈴木。開幕からハイレベルなパフォーマンスを見せ続けている。(C)Getty Images

 30歳の日本人スラッガーは本格開花の時を迎えている。カブスの鈴木誠也だ。

 意気込んで迎えたシカゴでのメジャーリーグキャリア3年目は、開幕からすこぶる調子がいい。現地時間7月3日に時点で打率こそ.261ながら、キャリアハイの23本塁打をマーク。さらに両リーグトップの73打点に加え、長打率.547、OPS.865とハイアベレージを記録し、カイル・タッカーやピート・クロウ=アームストロングら強打者が居並ぶ打線の核となっている。

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 今のペースを貫けば、キャリアハイとなる44.8本塁打と142.4打点に達する鈴木。まさに異次元と言える活躍を見せ続けているわけだが、その進化は指標の変化にも如実に表れている。とりわけ圧巻なのはパワー面だ。

 先述の本塁打や打点を叩き出すペースはもとより、繰り出すパワーにおいても今季の鈴木は一流の水準に達している。最高打球速度(116.2マイル=約187キロ)はメジャー上位15位にランクイン。さらに平均打球速度(92.8マイル=約149.3キロ)は21位とかなりの数値をマークしているのだ。

 また、長打率から打率を引き、打者の純然たるパワーを示す指標『ISO』も.289を記録。同指標は.200以上で「優秀」とされるだけに、鈴木の日本人離れしたパワーレベルを物語っていると言えよう。

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