治安は大丈夫? W杯開催に強まる危機感 メキシコ・グアダラハラで勃発した暴動に現地記者が懸念「サッカーは二の次だ」
インファンティーノ会長が取り仕切るFIFAも今回のメキシコ暴動については情報収集に追われているようだ(C)Getty Images
今年6月に史上初となる3か国共催で行われる2026年ワールドカップは、無事にできるのか。現地での緊張がかつてないほどに高まっている。
キッカケとなったのは、メキシコ国内で勃発した治安問題だ。米スポーツ専門局『ESPN』など複数の海外メディアによれば、現地時間2月22日に開催都市の1つであるグアダラハラで、メキシコの治安部隊が麻薬カルテルのリーダーで、国内外で影響力をもっていた“エル・メンチョ”ことネメシオ・オセゲラ・セルバンテス氏の逮捕に向けて奔走。当初にメキシコ政府が提案したとされる「エル・メンチョの逮捕はしない」との約束が抗争の中で破られ、同氏の死亡が確認されたため、メキシコ全土でカルテルグループによる暴動が広まったという。
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すでに国内では一部の道路は封鎖され、車両が焼失する事件も発生。さらにグアダラハラの空港が武装した麻薬カルテルの襲撃を受けた他、公共交通機関の営業も停止するなど混乱は拡大の一途を辿っている。
当然ながら余波はサッカー界にも影響は及んでいる。メキシコ国内リーグは公式戦の延期が決まり、いまだ再開の目途は立っていない。
こうした情勢不安の中で、ワールドカップ開催を疑問視する声も強まっている。グアダラハラでは、メキシコ対韓国、ウルグアイ対スペインの注目カードを含むグループリーグ4試合が開催される予定となっているが、現状のままでは代替地を考えるほかにない。






