「我々の心情を誰が理解できるか」開幕100日を切って米国開催に広まる疑念 イラン会長が怒りの訴え「サッカーを楽しむのは苦痛」【北中米W杯】
選手たちは今、戦術をどうするかで悩んでいるのではなく、祖国に残された家族の安否を心配している。このような心理状態で正常な試合を行うことはもはや不可能に近い。そして、国民の多くが砲火の中で苦しんでいるのに、華やかな照明の下で、サッカーの祭典を楽しむのは、我々の選手にとっても、待ちわびたファンにとっても、苦痛でしかない。『サッカーが平和の象徴となる』というスローガンは、我々が置かれた状況の前では、どれほど無力か……」
怒り、嘆き、哀しみ、無力……。タージ会長の訴えには、どうしようもできない現状に対する様々な想いが滲み出ている。
そんなイランの出場可否に関しては、FIFA(国際サッカー連盟)の統治能力も問われている。しかし、彼は依然として「あらゆる問題の展開を注視していく必要がある」(マティアス・グラフストロム事務総長)と具体的な発信を避けている。
昨年12月にトランプ大統領に独自の平和賞を与えたFIFA。彼らの政治的立ち位置と後手に回る運営方法は、今後の対応次第で、さらなる厳しい非難に晒されそうだ。
開幕まで100日を切り、W杯はかつてないほどの緊張感に包まれている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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