降板指示にボールを観客席に投げ入れて憤怒→二軍降格に! 元阪神守護神が見せた“愚行”に波紋「まったくの異例だ」
「石仏」という異名を授かるように、オ・スンファンはいかなる局面でも感情を表に出さないクレバーなスタイルが真骨頂でもある。それだけに苛立ちを露わにする行動は、国内でも波紋を広げた。
韓国メディア『OSEN』は「どんな時もポーカーフェイスを貫いてきた絶対的な守護神が、ああやって怒りの感情を爆発させた姿は珍しく、まったく異例の光景だった」と問題の場面を振り返ったうえで、「チームの最古参として考えるべき行動だった」と手厳しい批判を展開した。
もっとも、チームの決断は早かった。翌日にオ・スンファンと「2人で面談を開いた」というパク・ジンマン監督は二軍降格を命令。その理由を次のように話している。
「若い選手が多いチームの雰囲気が落ち込んでいる状況だった。だからこそ、先輩として考え直すべき振る舞いだった。ただ、本人も知らず知らずのうちにそのような行動をしてしまったと話していた。選手の立場になってみれば、上手くいかなかったことにいら立つのはよくあることではある。しかし、ああいう手本にならない表現はよく考え直すべきだった。心身ともに落ち着いたら二軍からもう一度、上げるつもりだ」
日米韓で数多の窮地を救ってきた名ストッパーは、今まさにキャリアの“ピンチ”を迎えていると言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「韓国には大谷翔平がいない」飲酒スキャンダルに揺れる韓国球界に母国メディアで嘆く声止まず「彼は常に誠実で、模範的」
【関連記事】飲酒スキャンダルの余波続く…韓国メディアは“日本キラー”がこぼした愚痴をリーク「目を光らされて、気を遣う」
【関連記事】活躍の理由は日韓の“レベルの差”にあらず。元阪神助っ人再覚醒の理由を元巨人イ・スンヨプが説く「日本と韓国では文化が違う」