「藤川監督のビジョンをチーム全体が把握しているのが大きい」阪神独走の背景を近鉄OB、佐野慈紀氏が考察 「チーム内の風通しの良さを感じる」

タグ: , , , , , 2025/7/14

 2023年に日本一を達成。岡田彰布前監督時代とのチームカラーの違いについても言及。

「岡田監督の時はやっぱり、レジェンド監督なんでね。厳しい面もある」としながら、選手に与える影響に関しても考察。「選手が岡田監督の目とか呼吸など、いろんな所を気にしていたと思うんですけど、いまのチームにはそういうピリピリした部分は感じられない。大げさに言うと『うしろにうちらの大将がいるからやったろうぜ!』というのを感じる」(佐野氏)

 選手との連携については「マスコミを通じて選手に発信しない監督ですが、選手があれだけ監督のことを信頼しているということは、ベンチ裏ではきっちりコミュニケーション取っているということでしょうね」と指摘。

 それを体現しているのが、打点王争いも話題の好調な森下翔太だとした。

「森下選手を見ていても風通しがいいのを感じますね。森下選手はどちらかというやんちゃな発言が多い選手ですが、のびのびとやっている」

 最後には「どちらかといえばこれまでは近本のチームだったが、いまは森下、佐藤輝がチームを引っ張りだした。それが周囲にもいい流れを呼び込んでいると思います。いい意味で阪神の野球にはところどころに荒々しさがある。ほかの5球団にはないところですね」と今後も強さが続いていくとした。

 すでにマジック点灯も間近とされる藤川阪神が今夏を熱く盛り上げていきそうだ。

【さの・しげき】

1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。

【関連記事】巨人の上がり目を呼ぶ捕手起用とは? 元近鉄OB佐野慈紀氏がベテランを推す理由「小林誠司が1番投手の状態を見ながら…」

【関連記事】藤川阪神、圧巻投手陣を支える「扇の要」が話題 驚異の1.95 絶大な信頼を寄せられる司令塔 「FAで出ていかなくて、本当に良かった」

【関連記事】藤川阪神の真骨頂 豊田降格に見る、チームプレーの徹底ぶりに称賛の声 「より、競争意識が高まるな」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム