先発争いに食い込めるか 日米通算200勝達成の巨人・田中将大に「来季はもっと大胆に」 近鉄OB、佐野慈紀氏の提言
実際に田中の2025年シーズンの200勝までの道のりでは王手をかけてから、足踏みが続いたことも話題となった。慎重に攻めるあまりに球数が多くなってしまったり、勝ち星を逃がしてしまったシーンもあったため、攻守のリズムを盛り立てる「勝てる投球」を摸索していくことになりそうだ。
プロ20年目に突入する田中の真摯に野球に取り組む姿勢は、伸び盛りの若手投手陣が多い現在のチームにとって大きな財産となる。
背番号11の懸命に腕を振る姿に、2026年シーズンも熱い注目が集まりそうだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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