球団初のリーグ連覇の行方は?充実の補強に加え、藤川球児監督の“ぶれない姿勢”に近鉄OB、佐野慈紀氏の考察「悔しさを選手たちと共有しようということ」

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 ねぎらいの言葉もそこそこに「慣れたら終わり」「私の目は誤魔化せません」「勝つと危険」などと、選手に対してオフシーズンもしっかり取り組んでくるように、強烈なクギを差したと報じられた。

 この指揮官のメッセージに佐野氏は「去年と変わっていないですね」と理解を示す。

「監督就任した際にも厳しいことを話していた。ましてや、日本シリーズでああいう負け方をしていますからね」とコメント。
 
 セ・リーグは独走Vを決めた阪神だったが、日本シリーズはソフトバンクに力負け。「悔しさを選手たちと共有しようということ。やっぱりリーグ独走Vで、少しでも気が緩むのも怖いですから」と佐野氏は指揮官のメッセージを読み解く。
 
 もう1つは「競争を促すためもあります。主力はしっかりしているが、中間層がそんなにレベルアップできていないという課題も見つかりました。そこの底上げという部分もあります」と語る。

 実際に藤川監督は改めて打線シャッフルを打ち出すなど、チーム底上げにためにこれでもかとムチを入れる姿勢が目立つ。

 そして2026年シーズンは「打倒・阪神」でセ・リーグ他球団が向かってくることは間違いない。厳しい包囲網をいかにかいくぐるか。常に進化する藤川阪神の戦いぶりから目が離せない。

【さの・しげき】

1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。

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