「関心は予想されるが…」ポスティングの小笠原慎之介にシビアな見解 「若さ」はメリットも「打たせて取るスタイルが通用するか」
小笠原の奪三振率を不安視する球団はありそうだ(C)産経新聞社
中日からメジャー移籍を表明していた小笠原慎之介のポスティング申請が完了し、MLBに受理されたと米国内で報じられた。現地時間12月11日(日本時間12日)より、メジャー各球団との交渉が解禁となる。
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今オフはロッテの佐々木朗希に対し、米球界関係者から大きな関心が寄せられている中で、NPBキャリアで上回る小笠原の交渉がどのように進んでいくのか。そして、昨オフでは同じサウスポーの今永昇太がカブス入団を果し、新天地で目覚ましい活躍をみせただけに、今回の移籍市場での小笠原への評価にも注目が集まるだろう。
その中で、メジャーの移籍情報を扱う『MLB Trade Rumors』でも、各球団との交渉へ向かう小笠原の今後を占っている。現地時間12月10日(同11日)、同メディアはポスティング申請完了を報じるとともに、「シンノスケ・オガサワラへの関心は集まると予想されるが、今オフに同じくポスティングされたロウキ・ササキほどの話題性はない」などと伝えている。
また、「北米球団がどれだけの関心を示すかは未知数だ。オガサワラは一定の成功を収めているものの、ヨシノブ・ヤマモトやショウタ・イマナガといった最近MLBに移籍した投手たちほどの実績はない」と指摘。すでに海を渡っている日本人投手と比較しての印象を綴っている。
さらに、NPB時代のパフォーマンスについても、シビアな見解を示しており、「低い奪三振率にもかかわらず、オガサワラは日本で成功を収めており、通算防御率は3.62、今季は3.12を記録した。しかし、MLBの球団がこのような『打たせて取る』スタイルが米国でも通用するかどうかを疑問視する可能性はある」などと分析する。