高めの投球は「日本では通用したかもしれないが…」 滅多打ちにされた小笠原慎之介を地元局も糾弾「メジャーレベルに達してない」
さらに地元の大手紙『Washington Post』は、この試合後にマイク・リゾGMとデーブ・マルティネス監督を解雇した球団判断をふまえ、「オガサワラのデビュー登板はまさに終わりの始まりのようだった」と強調。「MLBでのデビュー戦を迎えた代役の先発投手は初回から息切れしていた。しかし、先発ローテの層が薄いチームは彼に頼らざるを得なかった」と皮肉交じりに小笠原の初陣を振り返っている。
「負傷者が続出したこと、リゾGMが競争力のある投手を獲得できなかったこと、春季キャンプやマイナーリーグで投球成績が振るわなかったオガサワラが『最適な選択肢』だったこと、そして関係者全員が厳しい予算の中で解決策を見つけるよう求められたこと。そうした事情が絡み合って今回の事態に至った。
オガサワラは、この日曜日にチームが再建を余儀なくされた問題を象徴するような存在となってしまった。1月に彼が契約したことは、より近代的な組織が繁栄している東アジア市場でナショナルズが失敗していることを示している」
早くも失格の烙印が押されてしまった小笠原。マイナーでもルーキー、A+、3Aで投げた通算6試合で1勝1敗、防御率4.50と芳しくないだけに、再びチャンスが巡ってくるかは不透明だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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