制球も乱れて防御率11.25と悪化…開幕ローテ絶望の小笠原慎之介に米記者がマイナーでの再計画を指摘「もっと学ぶ必要がある」

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ナショナルズで開幕ローテ入りが絶望的となった小笠原。(C)Getty Images

 開幕が迫る中で、逆風が強まっている。

 現地時間3月20日、ナショナルズの小笠原慎之介がメッツとのオープン戦に登板。今春5度目の先発となったが、3回2/3を投げ、被安打8、8失点と大乱調。3回2/3を被安打7、5失点で降板した前回マウンドに続き、開幕ローテ入りに向けたアピールには至らなかった。

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 初回を無失点で切り抜けた小笠原だったが、2回に状況は一変。先頭のルイス・トーレンスを右前打で出塁させると、四球、安打で無死満塁のピンチを招き、1死を奪ってからルイスアンヘル・アクーニャに2点適時打を浴びるなど、この回だけで3点を失った。

 3回にも3安打を打たれて2点を失った左腕は、制球も乱れてなかなかペースをつかめない。そして4回に2死満塁のピンチを作ってしまったところで降板。後を受けた味方投手が走者一掃の3点打を打たれ、失点数は「8」となった。

 背水の陣で迎えたこの日も乱れた。これによって今春のオープン戦における小笠原の成績は、5先発、12回を投げて、防御率11.25。さらにWHIP2.67、被打率.400、与四球率6.00と持ち味の制球力も鳴りを潜める結果となっており、開幕での先発ローテーション入りは絶望的な状況となった。

 地元メディアも27歳のルーキーには、辛辣な意見を飛ばしている。ワシントンのスポーツ局『MASN Sports』のマーク・ザッカーマン記者は「最後のチャンスを与えられたオガサワラが再び苦戦」と銘打ったリポート内で「今夜の彼は強力なメッツの打線を相手に目を見張るようなプレーをしなければならなかった」と指摘。その上で「日本人左腕は同じようなプレーを何度も繰り返した。その過程でおそらく運命は決まった」と論じた。

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