3季ぶりNPB復帰の剛腕、藤浪晋太郎の課題の制球難はどう解消する?「DeNAは寄り添ってくれる球団」 過去には左打者を並べたオーダーも
剛腕が再び日本球界でどんな姿を示すのか(C)Getty Images
元阪神の剛腕、藤浪晋太郎のDeNA合流が秒読みとなった。
6月中旬にマリナーズ傘下3Aタコマを自由契約となった藤浪は、昨年日本一となったDeNAが獲得準備を進めていたが、本人もNPB復帰の意思を固めたと伝えられている。
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190センチを超える高身長から繰り出される最速165キロの角度あるフォーシーム、カットボール、スライダー、フォークと多彩な変化球も持ち、先発、救援の経験も持ちあわせている剛腕は果たしてチームに合流すれば、どんな起用となるのか。
恵まれた体格から投じられる剛速球、潜在能力はピカイチとされながら、近年の課題とされているのは制球難にもある。
大阪桐蔭からドラフト1位で阪神に入団。ルーキーイヤーから先発として3年連続2桁勝利をあげるなど、生え抜きエースと期待された右腕の歯車が狂い始めたのは、入団4年目以降とされる。フォーム改造などを摸索している内に段々と悩みが深くなっていたことも伝えられた。
荒れ球も持ち味と開き直れれば良かったかもしれない。ただ球界OBが口を揃えて認めるように「優しい子」と本来穏やかな性格の剛腕が当ててはいけないと気にするあまり、さらに制球を乱すという悪循環も背景には指摘されている。
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