再び被弾で6敗目も、藤浪晋太郎が示した成長の兆し 「球威があった」100マイル連発と無四球投球で評価も改善!?

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悪戦苦闘をしながらも少しずつ片りんを見せつつある藤浪。その投球内容に期待は高まっている(!?)。(C)Getty Images

 メジャー開幕から不振を極めてきた日本人右腕は、もがきながら浮上の“キッカケ”を掴もうとしている。今季に阪神からアスレティックスに加入した藤浪晋太郎だ。

 開幕4戦で防御率14.40、与四球率7.20と精彩を欠いた藤浪。地元メディアからも「最悪の契約だ」(『INSC Magazine』)と揶揄される内容だった右腕は、それ以降は中継ぎに配置転換。13試合連続でリリーフ登板をしていた。

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 そうした状況下で再び先発の機会が巡ってきた。現地6月2日のマーリンズ戦だ。もっとも投げたのはわずか1イニング。いわゆるオープナー(1イニング限定に近い形で最初に投げる事)としての役割だった。

 初球からエンジン全開で強打のマーリンズ打線に向かった藤浪だったが、2死一塁の局面でヘスス・サンチェスに先制を許す2ランを被弾して6敗目。またも目に見える結果は残せなかった。

 だが、藤浪は4試合連続無四球で降板。加えてストライク率は74%と課題だった制球面で改善の兆しを見せた。さらに言えば、全19球14球が4シームで、そのうち100マイル(約160.9キロ)を超えるボールは5球と質力の高さも目に付いた。

 ストライクを取りに行った球を痛打されるなど、依然として問題点は少なくない。それでも開幕当初より前進し始めている藤浪を米メディアも評価する。MLB公式サイトはマーリンズ戦後の戦評内で「この日のフジナミには球威があった。だが、アスレティックスの攻撃陣が援護できなかったことで、サンチェスの本塁打によって試合が終わってしまった」と記している。

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