米球界で苦闘した藤浪晋太郎をDeNAはどう起用すべきか レジェンドOBが説いた“獲得成否の鍵”「潜在能力は素晴らしい。どう表現するか」
DeNAの2軍施設でさっそく汗を流した藤浪(C)産経新聞社
3年ぶりに日本球界に復帰した剛腕は、いかに“再起”するか――。今月18日にDeNAとの電撃契約を交わした藤浪晋太郎の行く末が注目を集めている。
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現在31歳の藤浪は、“野球の本場”でもがいた。マリナーズとマイナー契約を締結した今季はメジャー昇格という狭き門は潜り抜けられず。開幕を3Aタコマで迎えると、メジャーリーグの勢力図は固まりつつあった6月17日に自由契約の憂き目にあった。
そうした中で「心機一転頑張ろうと思っている」と日本球界復帰を決意した。190センチを超える高身長から繰り出される160キロ超の角度あるフォーシームに加え、カットボール、スライダー、フォークは、今季のマイナーでも奪三振率11.57と被打率も.174を計測。藤浪の秘める圧倒的なポテンシャルを裏付ける。
一方で阪神時代から露呈してきた制球難は依然として大きな課題として抱えており、これをいかに改善させるかが、DeNAでの成否を分けそうではある。
無論、本人も己の課題を痛いほど理解している。だからこそ、最先端器具に加え、人工知能(AI)を使った分析チームを持つDeNAの“叡智”を求めたのだろう。
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