「オオタニと並ぶ有望株だった」NPB復帰も囁かれる藤浪晋太郎の去就に米移籍専門サイトは辛口評価「可能性は限りなく低い」

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今冬にウインターリーグ参戦を決めた藤浪。(C)Getty Images

 メジャーリーグのポストシーズンもリーグ優勝決定戦に突入。2024年の覇者を巡る戦いが最終盤を迎えている。ドジャースを牽引する大谷翔平の一挙手一投足に熱視線が注がれる中で、奇しくも同世代の怪腕がひとつの決断を下した。

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 現地時間10月15日、メッツ傘下の3Aシラキュースで今季を終えた藤浪晋太郎が、今オフにプエルトリコで開催されるウインターリーグに参戦予定だと複数メディアが報じた。ギガンテスに登録される30歳は11月から12月下旬まで先発投手としてプレーする意向だと言う。

 メッツと1年総額420万ドル(約6億2400万ドル)の契約を締結した今季の藤浪は5月中旬に右肩痛で離脱。以降は1度もメジャー昇格を果たせぬまま、7月26日に40人のロースターから外れた。

 事実上の戦力外通告を言い渡された後も、メッツ傘下に留まった藤浪は3Aで29試合、防御率6.68、与四球率8.17と鳴かず飛ばず。今ではNPB復帰も囁かれているが、海外スカウトも多く集まるウインターリーグへの参戦は、メジャー契約獲得に向けた本人の強い意志の表れとも言える。

 もっとも、過去2年で満足に成績を残せていない藤浪の決断に、米メディアからはシビアな評価が下されている。メジャーリーグを中心に各国の移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は「3Aでのフジナミは打たれに打たれた。依然として球速は平均97.3マイル(約156.5キロ)と上々だが、不安定な制球力は散々なままだった」と今季成績を総括。その上で、こう続けている。

「メッツはファンや一部のメディアは彼との契約に眉をひそめた。フジナミはストライクゾーンの内外で空振りを奪える能力は示しており、完全に支配的になる時もある。阪神時代にショウヘイ・オオタニと並んでトップクラスの有望株だった右腕との控えめな1年契約は、メッツのような資金力のあるチームにとっては、完全に理にかなっているように思えた」

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