松山晋也、岩瀬・藤川と肩を並べる「46セーブの偉業」 18年ぶり新記録をかけて元同僚と一騎打ち

タグ: , , , , 2025/9/29

 冒頭に触れたセーブ記録について、約1か月離脱した上の数字であることに驚きを隠せない。

 7月3日までに28セーブを挙げていたが、上肢のコンディション不良で離脱。ファン投票で選出のオールスターを辞退した(※辞退理由の負傷は「右尺骨肘頭疲労骨折」)。そこから8月9日に1軍復帰し、ここまで53試合に登板。46セーブ、5ホールドをマークし、救援失敗はただの1度だけ。防御率1.54、奪三振率12.30の成績も言うことなしだ。

 もし離脱がなかったら、デニス・サファテ(ソフトバンク)の54セーブを超えていたか? それは分からないが、身体が決して万全でない中でも最大限のパフォーマンスを見せられているのだから、今の状況がパーフェクトに近いと考えたい。

 シーズンは残り2試合。奇しくもタイトルを争うライデル・マルティネスを擁する巨人との連戦だ(9月30日、10月1日)。現在、松山が46セーブ、R・マルティネスが45セーブと松山が1個リードしている。昨季まで同じチームで勝利のバトンを繋いでいた二人が、敵味方となって争う構図は非常にエモーショナルで、当人同士も意識し合うことだろう。

 松山が初のセーブ王獲得、そしてリーグ新記録を樹立できるのか。最後の最後まで目が離せない。

[文:尾張はじめ]

【関連記事】地元愛知で愛された右腕・祖父江大輔が12年の現役生活に幕 現役続行の可能性も貫いた中日への思い

【関連記事】なぜ中日はCS争いで後退したのか 球界OBの考察 藤浪戦の左オーダーに関して残る悔い「選手を守るんじゃなく、球団はそれで良かったのかと思う」

【関連記事】「この打球だけで飯無限に食える」中日24歳の長距離砲が今季1号 泳がされてもバンテリン左翼席中段に「やっぱロマンあるな」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム