慶大・清原正吾が球界に残した尊い「価値」 プロ入りならずも存在は伝説に
ドラフトでは惜しくも指名漏れに終わりました。スポーツ各紙では、イースタン・リーグのオイシックスやウエスタン・リーグのくうハヤテをはじめ、独立リーグ7球団の計9球団からオファーが届いたと報じています。しかし正吾選手は野球競技を継続することなく、きっぱりとユニホームに別れを告げるのです。
「この決断もまた、称賛に値します。独立リーグの球団からドラフト会議で12球団に指名されるのは、そう簡単なものではない。確かに独立リーグの各球団では正吾選手が入団してくれれば、メディアは殺到し、チームの広告的価値も高まっていくでしょう。しかし茨の道であることは間違いない。ならば、自身も活躍した秋の早慶2連戦での有終の美を最後にバットを置いて、一般就職するというのも非常にスマートなやり方だと思いましたね」
むしろここで“引退”することで、その存在は語り継がれることになります。
「我々メディアが感心したのはその言葉力。頭の回転が速い学生です。どんな世界に行っても活躍することでしょう」
慶大野球部には2025年春、弟の勝児内野手が入部予定です。家族の物語は、さらに続いていきそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「心を折られた」 清原和博氏が認める"すごい"と感じた「日本人投手3人」の名前とは
【関連記事】NPB投手からも一発!慶大・清原正吾はなぜ規格外のアスリートといえるのか
【関連記事】「20年に1人」の逸材は楽天が指名 宗山塁加入で期待される様々な「相乗効果」とは