「なぜ勝負したんだ?」伝説戦士ジーターが流れを変えた大谷翔平との“真っ向勝負”を疑問視「いまだに理解できない」

タグ: , , , , 2024/10/6

シーズが投じた渾身の直球を粉砕した大谷。(C)Getty Images

 大谷翔平の出色のパフォーマンスが際立つ一戦だった。

 現地時間10月5日に本拠地で行われているパドレスとの地区シリーズ第1戦に、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。3点を追っていた2回裏に同点3ランをマーク。5打数2安打、1本塁打、3打点の活躍でチームの逆転劇を演出した。

【動画】ポストシーズン初アーチ!大谷翔平が感情あらわの“絶叫”3ランを放つ

 6シーズンを過ごしたエンゼルス時代には味わえなかった“10月の戦い”。否応なしに緊張感が高まる一戦だったが、大谷は異彩を放った。相手先発ディラン・シーズンの96.9マイル(約155.9キロ)の4シームを打ち砕いた3ランを放った直後には、バットを投げ捨てるフリップを披露。叫びながらダイヤモンドを駆け、先行されて重苦しかった球場のムードを一変させた。

 だからこそ、識者からは大谷との“真っ向勝負”を選択し続けたパドレスベンチに疑問の声が上がった。鋭い指摘をしたのは、試合中継を担っていた米スポーツ専門局『FOX Sports』で、ゲスト解説を務めた元ヤンキースのデレク・ジーター氏だ。

 ジーター氏は“ニューヨークの貴公子”と呼ばれた現役時代に5度のワールドチャンピオンを経験。10月の短期決戦の酸いも甘いも知るレジェンドは、勝負強さを発揮した大谷に対して「表現する言葉が見つからない。素晴らしかった」と絶賛。その上で、「なぜ勝負をしたんだ?」と繰り返すように訴えた。

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