圧巻9Kも起用法論争が白熱 投手・大谷の“先発”に米解説が異論「元選手の中でもオオタニがクローザー向きと言う声は多い」
MLB通算136勝を挙げたレジェンドは、自身がアナリストを務める『MLB Network』の番組内で「ポストシーズンに向けて中継ぎなのか、先発なのかは決断を迫られると思う」と指摘。「私は正直なところポストシーズンで彼が先発することがベストかはまだ疑問だ」と持論を展開した。
「私の中では、あのWBC決勝の最後にマイク・トラウトを三振に仕留めた姿がどうしてもよぎるんだ。もちろん現実は甘くはない。それも分かっている。中継ぎで使うことはほぼ不可能に近いとも思う。ただ、(先発が)ベストかは分からないよ」
迷えるダーリング氏の意見に「元メジャーリーガーたちの中でも、オオタニが『クローザー向きだ』とか『短いイニングの方がいい』とする人は多い」と語ったのは、元マリナーズのライアン・ローランド=スミス氏だ。台湾でのプレー経験もある左腕は、こうも続けている。
「ただ、彼はルーティーンを何よりも大事にするタイプだ。だから『先発こそが自分のやるべき仕事』って信じていると思う。たしかにここ最近は肩で息をして、苦しんでいる場面も見られるけど、あのスライダーはえぐい。そこに100マイルも投げられている」
意見が尽きそうにない「投手・大谷」の最適解を巡る論争。10月のポストシーズンに向け、その議論はより白熱していきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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