過去10登板で11球だったのになぜ? 大谷翔平のカーブ多投の背景にある“グレードアップの兆し”を元MLB捕手が分析
「人にはそれぞれ身体の作りがある。だから投げ方によっても負担の大きさは変わるけど、彼も負担を減らすことを考慮しているんだと思う。全力で4シームを投げることで肘にダメージを受けるっていう選手もあれば、逆に変化球を多く投げることでダメになるっていう選手もいる。昔からスプリットは手の出し方の問題から肘に悪いと言われていた。でも、科学的に証明されているわけじゃない。本当のところは誰にも分からないよ」
その上でピアジンスキー氏は「投球の幅を広げたいんだろう。あとは今、彼の中で感覚が良くて、変化球を使いたいのもあるはずだ」と指摘。23年9月に損傷した右肘靱帯に2度目の手術を終えた大谷が、感覚のいい球種の幅を増やして、身体への負担を減らしたいのではないかと論じた。
また一つ、投手としてグレードアップした感がある大谷。新たなスタイルの構築に着手する偉才は、ここからどのように進化していくのか。その行く末に興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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