大谷翔平、「衝撃の4日間」で“MVP論争”にも終止符 米記者も受賞を確信「彼以外なら何がMVPにふさわしいのか?」

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 さらにMVPを決める上で近年に重視されている指標も「大谷優位」の向きが強まっている。打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表す『WAR』で、米野球専門サイト『Baseball Reference』のそれは大谷が1位で8.1、リンドーアは6.6で3位。さらに米データサイト『Fan Graphs』でも大谷は8.0で1位。一方のリンドーアは7.4で2位と大きな差をつけている。

 もはや3度目のMVP受賞は「必然」とも言える状況だ。それだけにドジャースの地元紙『Los Angeles Times』のビル・プラシュケ記者は「今年のオオタニがMVPにふさわしくないなら、何がMVPにふさわしいのだろうか」と断言。そして、こう論じている。

「歴史的に投票権を持つ記者たちは打つだけのDH選手を嘲笑してきた。しかし、オオタニは、野球史上で誰も成し遂げたことのない、あるいは今後も成し遂げられることもないであろう偉業を成し遂げたのだ。異様なパワーと短距離走者の技術を融合させ、野球界に存在したことのないタイプの完璧な打者を作り上げたのである」

 米球界内でも受賞の声が高まっている大谷。チームのタイトル争いも続くなかでの活況は、間違いなく彼が望んだ「ヒリヒリする9月」だと言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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