「敵うわけがない」1147億円男ソトに189票差 異次元すぎた大谷翔平のMVP得票に米震撼「なんの驚きもないのが、もはや凄い」
歴代単独2位となる4度目のMVPに輝いた大谷。その反響が広まっている(C)Getty Images
日本の偉才がまた一つ快挙をやってのけた。
現地時間11月13日、全米野球記者協会（BBWAA）の厳選された30人の記者による投票で決まる2025年シーズンのMVPが発表され、ナショナル・リーグでは大谷翔平（ドジャース）が3年連続4度目の選出となった。MLB通算4度目の選出は、歴代最多762本塁打を放った大打者バリー・ボンズの7度に次いで歴代単独2位の快挙だ。
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投打の二刀流を再始動させた1年の凄まじい成績を見れば“必然の戴冠”だった。158試合に出場した大谷は、打者としてリーグトップのOPS1.014、リーグ2位の55本塁打、リーグ6位の102打点を記録。6月に2年ぶりに復帰した投手としては14先発のスモールサンプルながら47イニングを投げ、1勝1敗、62奪三振、防御率2.87、WHIP1.04という成績を残した。
もっとも、強烈なインパクトを残したライバルがいなかったわけではない。今投票の最終候補としては、年間56本塁打と132打点でリーグ二冠王に輝いたカイル・シュワバー（フィリーズ）と、今季開幕前に15年総額7億6500万ドル（約1147億円＝当時のレート）の超大型契約を締結し、「シーズン43-38（43本塁打＆38盗塁）」も達成したフアン・ソト（メッツ）もノミネートされていた。だが、両雄ともにメジャーリーグ史上初となる「55-62（55本塁打＆62奪三振）」をやってのけた大谷には及ばなかった。
圧倒的な“差”は、BBWAAの記者たちの投票結果が物語る。1位票を独占した大谷は総得票数が「420」を記録。これに次いだのは、260票を集めたシュワバーで、3位となったソトは231票となった。
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