法廷闘争の可能性も…6.5億円競売が決まった大谷翔平の50-50記念球が物議 18歳高校生が“被害”を訴え「僕はボールを奪われた!」

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 当時、50号が飛んできた左翼付近は複数人による争奪戦が展開。叫び声も聞こえ、倒れた椅子の下敷きになるファンもいたほどのカオスな状況となっていた。そうした中で18歳の青年はプレミア級の価値を持つ一球を奪われたというわけである。

 この訴えを巡って一部メディアは法廷闘争の可能性を示唆。社会情勢などを中心に扱う米週刊誌『Newsweek』は、クリーブランドに構える弁護士事務所「Karon LLC」のダニー・カーロン弁護士が所有権に関する見解を紹介している。

 同弁護士は、バリー・ボンズが2001年にシーズン最多73号を放った記念球を巡って、生じた裁判で、裁判所がボールによって生まれた売却益の折半を命じた例があったと指摘。その上で「ボンズの事例が最良の前例となるだろう」と、青年が訴えれば、所有権が折半になるという可能性を論じた。

 莫大な価値を持つとされている大谷の50-50記念球。その最終的な行方を巡る騒動はより余波を広げていきそうな気配だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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