大谷翔平の聞く姿勢と吸収力+スーパースターにも臆さない球団の「文化」 だからドジャースは強くなり世界一連覇を果たした
ドジャース入団とともに、2年連続世界一に輝いた大谷翔平(C)Getty Images
球団初のワールドシリーズ連覇を飾ったドジャース。くしくも大谷翔平が入団した2024年が起点となった。専門メディア『Dodger Blue』は現地時間12月25日、マックス・マンシーの証言を基にした記事を掲載。タイトルには「ショウヘイ・オオタニはすぐにドジャースの文化に溶け込んだ」と記されている。
【写真】ワトソンさんが投稿した顔を寄せ合う大谷翔平夫妻の写真を見る
大谷がドジャースの入団会見を開いた2023年12月の時点で、すでにア・リーグMVPを2度獲得。記事では「『球界最高の選手』としての地位は確立されていたが、同時に圧倒的な存在感も放っており、既存の選手側から助言したり、ミスを指摘したりするのが難しくなるケースも考えられた」と述懐した。
実際に野球を含め、スポーツ界では、スター選手がチーム方針に従わず、他選手のアドバイスを受け入れない例も少なくない。しかし、大谷は違った。「早い段階からチームメートの助言に耳を傾け、クラブハウスの文化にすんなり溶け込んだ」と伝えている。
続けて、米野球専門ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演したマンシーの談話を引用。2018年からドジャースでプレーする35歳のベテランは、入団当初の大谷について、こう語っている。
「ショウヘイが加入して最初の1か月ぐらいの時期かな。彼の走塁プレーで、十分な第二リードが取れてなくて、ホームへ帰ってこれなかったことがあったんだ。そこで試合後に、フレディ(フリーマン)やムーキー(ベッツ)、それに一塁コーチのクレイトン(マカロー)ら数人で彼を呼んで、『ちょっとこれを見てほしい。ここでの第二リードはもう少し良くできる。そうすれば得点できたはずだよ』と伝えたんだ」





