「投手・大谷」は再起を果たせるか? 米記者が一部で渦巻く二刀流への懸念を一蹴「オオタニを信じない理由はない」
右肘側副靭帯の損傷という大怪我を負った大谷。再起に向けては気の遠くなるようなリハビリを擁するが、米記者は「信じている」。(C)Getty Images
「二刀流にはどれだけの価値があるのか」
今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平については、さまざまな意見が論じられている。そのなかで冒頭の問いは小さくない注目を集めるテーマだ。
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とくに見極めが必要なタイミングではある。
万全の状態であれば、能力に疑いの余地はない。23年シーズンも投手として10勝、防御率3.14、167奪三振を記録した大谷は、打者として打率.304、44本塁打、長打率.654、OPS1.066のハイアベレージをマーク。史上初となる2度目の満票MVPに輝いた。
ただ、大谷は今年8月に右肘側副靭帯を損傷し、翌月に2度目となる右肘への手術を執行。コンディションについては本人がMVP受賞時に「1回目よりもスムーズに来てる感覚はある」と前向きに語ったが、最低でも来季は投げられない見込みだ。
2度目の手術も要した肘の故障。今オフにFAで大枚を叩いて獲得しようと本腰を入れる球団にとっては、見逃せないリスクではある。ゆえに大谷の二刀流の未来を問う声は小さくない。
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