「ボンズだって投げられない」米殿堂入りの名投手が力説した大谷翔平の凄み 史上最高打者との比較で浮かび上がる“異能”
投打で違いを作り、球界を席巻する大谷(C)Getty Images
投打二刀流を再始動させた大谷翔平(ドジャース)の凄みは何か――。このシンプルなテーマに持論をぶつけたのは、今年7月に米野球殿堂入りを果たした名投手C.C.サバシア氏だ。
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現地時間10月3日、米スポーツ専門局『ESPN』の元記者であるダン・パトリック氏がホストを務める米ポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演したサバシア氏は、大谷について問われ、「彼のような選手は一人もいない。バリー・ボンズだって7イニングは投げられないんだ」と語った。
サバシア氏はまさに球史に残る名投手だ。2000年代にガーディアンズ(当時インディアンス)やヤンキースに在籍した19年のキャリアで、MLB通算251勝、3093奪三振をマーク。並み居るスラッガーたちをねじ伏せてきた実績の持ち主だ。
対峙した強打者たちは枚挙に暇がない。それでも「オオタニのような選手はいない」と豪語する理由は明確だ。パトリック氏から「投手としての能力は一度忘れ、純粋に打者として考えたら彼(大谷)はどれくらいの選手ですか?」と問われ、サバシア氏はこう切り返している。
「自分はアメリカン・リーグにいたから、ボンズと勝負する機会はほとんどなかったけど、左打者の中で、ショウヘイほど完成された選手はいないと思うね。俺にとって手強かったのは、プーホルス、マニー・ラミレス、ミゲル・カブレラといった右打者だった。彼らを打ち取るのは本当に至難の業だった。でも、今のショウヘイも彼らと同じ水準にいると思うね」






